第7回ひこうせんシンポジウム

11月6日 行田市忍公民館にて ボーダレスな街 行田をつくろう!!

第7回ひこうせんシンポジウム
公共交通がまちを変える–車を持たない人も便利に暮らせるまちづくり–が開催されました。
講演者に今福 義明 氏(DPI日本会議常任委員 交通問題担当)と
笹沼 和利 氏(埼玉県移送サービスネットワーク代表)にお越しいただき
今福氏に 「交通バリアフリー法の成果とこれからの10年」
笹沼氏に「全国および埼玉県内の生活交通の現状」の講演をいただきました。

後半は菅原 広志 氏(行田市市民生活部生活課主幹)、
北村 秀哉 氏(交通まちづくりの広場 事務局長)、
木村 浩章(NPO法人 CILひこうせん理事長)、
コーディネーターに田尻 要 氏(ものつくり大学准教授)にもご参加いただき、
パネルディスカッションを行いました。

 

参加者75名の総意で、最後にシンポジュウム宣言を採択して無事閉幕いたしました。
行田市の交通問題を身近なものとして 考えることができる大変有意義なシンポジウムでした。
 ご参加いただいた皆様に 厚く御礼を申し上げます。

 

シンポジウム宣言

 本日のシンポジウムでも明らかにされたように、わたしたちの住む街、行田は長年にわたって、交通が不便な街でした。
公共交通が採算の面から後退を余儀なくされたり、現代のテンポに追いつかない状態に甘んじていたり、買物難民と呼ばれる交通弱者が生み出されたり、交通の不便さを解決することは、行田市民にとって長年の願いでもあり、急務の課題でもあります。
これまでの不便さを解消すべく、本日のシンポジウムを開催し、公共交通のあり方を考えてきました。
本日のご参集のみなさまの総意として、以下の提案を働きかけていくことを宣言いたします。

1.バリアフリー新法で定められている基本構想を早急に策定すること。

2.今後、行田市の公共交通に、多大な関心を持ち、便利で利用しやすい公共交通をつくるために、市民の力を結集していくこと。

3.現在運行しているコミュニティバスを、費用対効果を考慮しながら最適な運行ネットワークの構築を目指していくこと。定時・定路線のバスの本数をふやすこと。

4.障がい者、高齢者、乳幼児をもつ市民の所謂交通弱者のひとたちなど、誰でもが利用できるデマンドタクシーの導入を検討していくこと。

5.行田市の公共交通の利便化のために、JR行田駅と秩父線各駅を結ぶ公共交通を整備すること。

6.行きたいところに気軽に行けるようにするため、利用料をできるだけ安価に設定すること。

 

平成22年11月6日
第7回シンポジウム
参加者一同